研究題目
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「教育コミュニティの創設・再生・発展を目指すASK-NETプロジェクト」
〜愛知私学教育ネットから愛知市民教育ネットへ〜
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研究者名
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愛知市民教育ネット(ASK-NET) 代表理事 毛受芳高
愛知学泉短期大学 講師(前 安城学園高等学校 教諭) 神谷良夫
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要 約
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高度経済成長と共に、子どもの成長を見守る地域コミュニティの人のつながりは崩れ去り、今日の様々な教育問題の温床となっている。それに対し、愛知県の私学関係者による私学教育を守る運動は、25年以上の歳月をかけ、お祭りづくり等を通して、学校、家庭、地域社会を、学校を軸に有機的に結びつけ、地域の人のつながりを徐々に再構築してきた。そして、教育を軸とするコミュニティ、いわば「教育コミュニティ」を再生してきた。本研究は、この教育コミュニティ創設・再生・発展への運動に、インターネットという道具を増幅装置として活用し、これからの21世紀の教育コミュニティづくりにおける、IT、インターネットの利用方法を研究するものである。
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このASK-NETプロジェクトは'99年からスタートし、いくつかの成果を生み出してきたが、その成果は、大きく4つにまとめられる。1つは透明性で、この大きな運動の全体像や動きがリアルタイムに不特定多数の教育問題に関心のある人々に発信できた。2つ目はアクセスで、情報を透明化することにより、参加人数が増加するほか、私学関係者にとどまらない、幅広い層の市民が、この教育コミュニティに参画するようになった。3つ目は連続性をあげることができる。このコミュニティに参加してきた人々が、その後もネットでつながり続けることで、より広い時間軸のなかで、ルーキーからリーダーへと成長していき、新たな広がりをつくる仕組みを作り上げることができた。4つ目は、実社会とバーチャルを結びつける架け橋のサイトとなっている点である。
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現在は、このASK-NETを、私学だけでなく、興味ある方なら誰でも参加できる公の器となるため、名称も「愛知私学教育ネット」から「愛知市民教育ネット」と変え、NPO法人(特定非営利活動法人)申請を終えた。本論文では、これまでの成果をまとめるとともに、本研究の今後の方向性と計画を説明する。
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