第9回上月情報教育賞 研究論文
 
〜 教育コミュニティの創設・再生・発展を目指すASK-NETプロジェクト 〜
 
 
3.愛知教育ヒューマンネットワークを構成するイベント
 3.1 地域別県民文化大祭典(オータムフェスティバル)
 '78年頃より秋の集会と銘打って私学助成に対する集会が持たれるようになった。この集会は後に私学フェスティバルとなり現在では秋の地域別県民文化大祭典(オータムフェスティバル)となっており、主に学校を舞台に愛知県内で'99年は33会場、2000年は34会場で開催された。普段は学校にかかわりのない多様な市民を、「祭り」を通して教育に参加してもらうイベントとなっている。
 
 3.2 愛知サマーセミナー
 愛知私学の教育づくり運動の象徴が「愛知サマーセミナー」である。「誰でも先生、誰でも生徒。教えたいことを教え、学びたいことを学ぶ」というコンセプトのもと、様々な技能、経験をもっと地域の市民が先生として講座が開かれ、高校生だけでなく、地域の誰でも生徒として講座に参加できるイベントである。サマーセミナーを通じて「学びの面白さ」を実感してもらい、本来の学びのスタイルを復活させることが目標となっている。2001年は椙山女学園で開催され、907講座2万8千人が参加する「学びの祭典」となっている。
「愛知サマーセミナー」は「学び」の再生の場である
図2 「愛知サマーセミナー」は「学び」の再生の場である
 
 3.3 授業改革フェスティバル
 愛知サマーセミナーによって「学びの本質」が問い直されるなかで、教師が日常に行われる「授業」について、改革の必要性が叫ばれるようになった。教師ら、特に若手教師が直面する日常の授業づくりの悩みを解決するために、各学校で行われている様々な実践やアイデアを共有していこうという場をつくろうと、'94年より青年教師を中心に授業改革フェスティバルが始まった。いわゆる「教研」というような堅苦しいムードではなく、開放的なムードの中で、本格的な公開授業から、ちょっとしたアイデア集まで多彩な発表が行われている。
ASK-NETは教育運動の増幅装置である
図3 ASK-NETは教育運動の増幅装置である