上月財団 第22回(2025年度)「クリエイター育成事業」助成対象者を決定!
漫画家・イラストレーター・デジタルアーティスト等を目指す30名に年額72万円を助成

漫画家 岩ちか先生の特別インタビューを開催!未来のトップクリエイターたちへ熱いエール

2025年08月07日

上月財団は、2025年8月1日(金)、第22回「クリエイター育成事業」二次選考会を都内で開催しました。

今回で22回目を迎える「クリエイター育成事業」は、漫画家・イラストレーター・デジタルアーティスト等のクリエイターを目指す15歳から25歳くらいまでの方を対象に助成を行い、創作活動を支援するものです。

2025年2月18日から5月7日までの募集期間中に、全国各地からクリエイターを志す179名より漫画や映像、イラストが寄せられました。

本年度は、6月に一次選考を通過した39名が二次選考会に臨み、当日発表された複数のテーマから1つを選択し作品を制作する実技審査と面接を行いました。

アニメーションディレクターで東京藝術大学大学院 映像研究科 伊藤有壱教授・漫画家 吉住渉先生・株式会社コナミデジタルエンタテインメント 出羽昌司専務執行役員、そして本年度より新たに加わった漫画家 藤村緋二先生(第7回「クリエイター育成事業」認定者)らで構成される選考委員会により、厳正な選考が行われた結果、合格者30名を決定しました。

選考結果の発表に先立って、村田哲也選考委員長(一般財団法人 上月財団 常務理事)から「本日の経験をこれからの創作活動の糧とし、夢や目標の実現に挑戦し続けてください」と、二次選考会参加者たちへ激励の言葉が贈られました。
その後、ご来賓の文化庁 芸術文化調査官 椎名ゆかり様よりご挨拶がありました。
伊藤選考委員の講評に続いて合格者が発表され、村田選考委員長が認定書を授与しました。

今回認定された助成対象者には、安心して創作に取り組めるよう、財団より年額72万円を助成します。

またこの日、第6回・第7回・第9回「クリエイター育成事業」認定者で、漫画「婚約生」「シュシュ恋」、現在は「高嶺の花宮くんとぼっちな彼女」を連載中の岩ちか先生が来場しました。
過去に助成を受けた経験を交えた特別インタビューを通して、先生から参加者へ熱いエールが贈られました。質疑応答も活発に行われ、貴重な交流の場となりました。

2004年度に「クリエイター育成事業」を開始して以来、今回を含め延べ734名に助成を行ってまいりました。現在、助成を受けた多くの方が、漫画・アニメーション・イラスト・美術等の分野で活躍しています。

上月財団は、今後も、漫画家・イラストレーター・デジタルアーティスト等のクリエイターを目指す若者たちを支援します。

実技
実技
面接
面接
挨拶
挨拶:村田選考委員長
来賓ご挨拶
来賓ご挨拶:文化庁 芸術文化調査官 椎名ゆかり様
講評
講評:伊藤選考委員
認定書授与
村田選考委員長から認定書授与
記念撮影
記念撮影
特別対談
特別インタビュー:漫画家 岩ちか先生

助成対象者(30名)

阿蘇品暖乃
新川 純加
石高  杏
井上 英海
植田 彩乃
小原 将光
GUO YINI
嘉手苅奈穂
兼子 実桜
川西 佑佳
黒川百合香
JI JIAYUN
古賀 俊皓
國分莉佐子
近藤 彩乃
白川 深紅
末光 将志
関本穂乃香
染野 涼架
辻  凜子
都知木愛鯉
原   零
半澤 蒼来
松野 未奈
宮澤 大樹
安井 苑乃
山本 翔琉
山本 拓未
山本 芽生
楊  華胥

助成対象者に選ばれた方々から以下のようなメッセージが寄せられました。

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普段はひとりで作業することが多いため、多くの方と集まり同じ目標に向かって手を動かすことはとても貴重な経験となりました。
今後、作業に行き詰まることがあっても今日の選考会を思い出し、頑張っている同年代の存在を心強く感じながら自分を励ましていきたいと思います。
都知木 愛鯉
(東京藝術大学大学院)
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試験を受けるまで緊張のあまり寝不足に襲われましたが、比べものにならないほど価値のある時間を過ごさせていただきました。
自分の中で何かが変わった気がします。
どうありたいか、どうなりたいか、自分の好きに向き合って唯一無二の漫画を作れるよう精進いたします。1年間よろしくお願いします。
嘉手苅 奈穂
(総合学園ヒューマンアカデミー広島校)
上月財団は、コナミグループ株式会社の創業者で代表取締役会長を務める上月景正によって設立され、40年以上にわたるあゆみを通して、スポーツ・教育・文化の振興と発展、並びにより良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を展開しています。
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