目次/はじめに/何を目指したか/機器構成/校内情報化/実践(プロジェクト)/成果と課題/最後に 次へ
(2)デジタル書庫・VOD(ビデオ オンデマンド)環境
パソコン室に蓄積された資料(映画や理科、社会、体育、道徳の資料)を利用することができる。放送室の一角に蓄えられていた理科、社会等の教材ビデオ、道徳の資料ビデオ、着衣泳などを扱った体育のビデオをビデオキャプチャーし、サーバーに蓄えている。映像はホームページからリンクを張ることで、分類され、各端末のパソコンから利用できる。また、埋もれてしまっている行事を撮影したビデオ、日常の風景を撮影したビデオなども、子どもが見られるようにしている。
本年度、鼓笛隊、ダンスの練習にVODを使用した。校舎の高い位置から全体を撮影し、「みんなのページ」に載せた。今まで、自分たちの鼓笛パレードの様子は全体をみることができなかったし、集団演技であるダンスの仕上がりも子どもの目では確認できなかった。VODでは、いつでも、どこでも、個人の関心でみることができるのが有用である。指導での効果は大きい。
ガイダンス、プレゼンテーション、子どもの表現の場(歌手デビュー、少年の主張・・・・)として利用の幅は大きい。
また、ビデオキャプチャー技術、ビデオ編集技術を子どもが身につけることにより、映像表現を豊かにすることができる。上学年から利用が始まっているが、子どもたちの感性はテレビやゲームで磨かれており、程度の高いものが期待できる。データベース作りや宿泊学習、米作りなどのビデオ記録も子どもの手で行われるようになってきている。