
○掲載論文は、
1.「上月情報教育研究助成事業」助成対象者一覧の第10回(2001年度)に掲載してある32件です。
2.「上月情報教育賞」受賞者一覧の第12回(2004年)に掲載してある8件です。
○論文集の刊行に際して
近年、高度情報通信ネットワーク社会が進展していく中で、文部科学省は子どもたちが情報社会に主体的に対応できる情報活用能力の一層の充実を図るために、学校教育の情報化、
IT環境の整備、教員のIT指導力の向上を積極的に推進しています。
即ち、コンピュータやインターネットを活用できる諸環境を整備し、小中高等学校等が各学級の授業において先生がプレゼンテーションしたり、子どもたちがコンピュータやインターネットで調べたり、交流したりすることによって「わかる授業」や「魅力ある授業」の実現に役立てています。
このような情勢の中で、財団法人上月情報教育財団は
文部科学省の認可を受けて、情報教育に役立つ実践研究の助成・顕彰事業を全国規模で展開して参りました。本財団といたしましては、各種上月情報教育振興助成事業の推進を通じ、更に我が国の情報教育の実践活動の充実、並びに今後の
情報教育の振興と発展に寄与してまいりたいと存じます。
本論文集には、2004年3月をもって2年間の研究期間を終了されました第10回上月情報教育研究助成対象者32名の方々と、同年8月28日に本財団セミナールームにおいて発表されました第12回上月情報教育賞受賞者8名の方々の研究論文とを合わせて収録しております。教育現場における多彩な事例がまとめられており、皆様の情報教育実践のご参考になりますことを祈念いたしております。
2004年12月
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