目次/はじめに/何を目指したか/機器構成/校内情報化/実践(プロジェクト)/成果と課題/最後に 次へ
(8)新東小生物学研究所 放課後 休日
「新東なんでも情報館」作りの一環だが、有志により放課後や休日に実施されている。学校周囲の田んぼや水路,校庭のビオトープに棲息する生物,樹木,野草などに直接触れ,継続的に観察する作業を通して,科学的に自然に触れる体験をしながら、身近にいる生物についての知識を深め,効果的に表現する能力を身につける。ホームページ上にデジタルマップとして身近な生物に関するデータベースを構築し,誰でも,校内のパソコンから学校周辺の生物とその 生物に関連する情報を取得できる。
ア 調査・研究の対象
学校周辺,校内の自然(周辺:新東小学校で有機農法を行っている田んぼ20アール,用水路,堤防。 校内:飼育小屋,ビオトープ,花壇,植物観察園,樹木,野草)を調査対象にし,小動物,昆虫,土中の生物,植物を観察する。
イ 施設
児童が管理する観察小屋を作り,顕微鏡,虫眼鏡,網,シャベル,デジタルカメラなど観察に必要な機材を準備し,小屋からインターネット接続ができるようにする。小屋に居て,ホームページの編集が出来るようにする。
ウ 調査・研究の中で
調査対象(例えば,池の中のカエルやゲンゴロウ,花壇の中のミミズ等)を観察し、デジタルカメラ,音声,ビデオ,絵,図を利用し,効果的に記録する。調査対象について,参考図書,インターネットを利用した情報をまとめ、ページを作る。
写真は、出来上がった研究所の上棟式である。中にパソコンを入れ、作業が開始されている。
(材木を集める段階から子どもと一緒の作業を続けている)