一般財団法人上月財団
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海外研修会に参加して


関西大学 吉嗣 浩隆

■全体の感想

私は、この研修に参加するにあたりテーマをもって参加することにしていました。そのテーマとは、日本では当たり前に普及しているインターネットに接続できる携帯電話は、アメリカでは、普及していないと聞いているがそれはなぜなのか?また、その代わりにPDAが普及しているが、その用途は、なんなのか?といったものを意識して参加しました。
実際アメリカに行くと、経済状況が悪化しているときで有名なニューエコノミー企業が、リアルタイムでリストラを決めたというニュースを聞くような感じでした。最初の訪問地であるラスベガスにおいての、起業支援団体の訪問は、起業するためには何が必要か、どのような知識が必要になってくるかなどすごく実践的な説明を聞きました。また、起業家精神の重要な点は、自分が何かをやり遂げたいと言った目標を持つことだと言うのは、参考になりました。
次の訪問地のサンフランシスコとシリコンバレーは、この研修の中で一番楽しみにしていた訪問地でした。サンフランシスコでの、各自で市場調査をするときには、私のテーマを調べようと思い町のパソコン屋にいって、店員にpalmのPDAは、どういった人が買って、どういう使い方をしているのかや、どのような機能がついているのか等を聞いて回り大体のアメリカにおけるPDAに対する知識を得ることができました。また、特にシリコンバレーは、慣れ親しんでいる名前の企業の本社や、コーディネーターのワンさんのその企業に対する世間の風評などを聞くのも単純にすごく楽しく興奮しました。
スタンフォード大学訪問時は、日本の大学とは全く規模が違い過ぎることに驚き、この大学からシリコンバレーの起業家が輩出されているんだというのを実感しました。また、スタンフォードの学生や、UCバークレーの学生と自分のアイディアや、向こうのアイディアを議論し、アメリカや日本の市場について話し合ったのは、すごく自分のためになり、刺激になりました。
また、アメリカはこんなに起業を考えている学生がおりその考えをいつでもオープンに話し合う機会があり、それを支援する団体もたくさんあることが分かり、日本がなぜ起業を目指す学生が少ないかと言うのも分かったような気がしました。さらに、自分もいろんな人の意見を聞き、アメリカでの起業もないことはないと考えるようになり、この研修を通して視野が広がったと思います。


■参加して特によかったこと、参考になったことなど

アメリカの大学生と、起業について話し合ったり、自分達のアイディアについて説明したりしたことが一番自分の身に着くようなことだったと思います。実際、スタンフォードの学生とは、なぜアメリカでインターネットに接続できる携帯電話が、普及しないのか、なぜ日本では普及しているのかなどを話しました。これによって今はなぜ普及していないかなどの意見を聞くことができ、今後携帯電話を使うビジネスを考えるに当たり、とても参考になり、新しいアイディアも得ることができました。
また、UCバークレーにおいての交流は、私と同じように携帯端末のビジネスに興味を持っている学生がおり、私は日本の携帯電話の事情や、それに伴うサービス等を説明し、向こうは、アメリカにおけるPDAの役割やそれを使ったビジネスのアイディアを説明してくれました。これを機に、ここで知り合った学生とメールでアメリカや、日本の市場情報をやりとりしており、今後自分がビジネスをするときに、このような日本だけでなく違った視点を持って考えられるようになるのはすごく重要で、価値のあるものになったと考えています。また、最終日のさよならパーティーで、五代社長がおっしゃったことに、起業するときにベンチャーという言葉は、成功するチャンスの少ないアドベンチャーみたいなもので、その言葉ではなく、アントレプレナーというのを目指していきましょうといわれたことに非常に共感し心に残っています。
この研修を通して、知り合った仲間とビジネスプランや、将来のことについて語り合ったことは、私の将来において非常に重要なものになりゆくものだとかんじました。


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