一般財団法人 上月財団は、2022年11月22日(火)、東京都港区北青山に於いて、第19回「クリエイター育成事業」認定者の作品選考会を開催しました。

全国のクリエイター志望の応募者163名の中から、選考委員による厳正な選考を経て合格した第19回「クリエイター育成事業」認定者30名が、本財団の助成を受けて日々創作活動に励んでいます。

助成期間中は定期的に作品を制作、提出していただき、継続審査を行っています。
9月度は「『クリエイター』をイメージする、デザインとキャッチコピー」、11月度は「上月財団」をテーマとした作品の中から、下記のとおり努力賞を授賞しました。

一般財団法人 上月財団は、今後もデジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家などのクリエイターを目指す若い方たちを支援していきます。

『クリエイター』をイメージする、デザインとキャッチコピー

努力賞
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キャッチコピー「行こう、好きの先へ」

予想もしない結果にすごく驚きました!
本当にありがとうございます。
これからも精進していきますので、
応援して下さいますと幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
坂梨好香(第19回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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キャッチコピー「君の〝好き〟を、後押しする。」

本作品は絵を描くことが大好きな女の子が、
自分の〝好き〟を爆発させて絵を描いている姿をイメージしました。
絵を描くことに限らず、人が一番輝く瞬間は好きなことに夢中になっている時だと感じるので、
イラスト全体からあふれんばかりのエネルギッシュさが見て取れるような要素づくりを意識しました。
制作においてこだわった点は、女の子の活力に満ちあふれた様子をいかに伝えるかという点です。
絵を描くという行為自体は基本机に向かっての作業が多く、
それのみを絵で表現すると静かで単調なものになりがちかと思います。
そこで、デジタルを感じさせるエフェクトを走らせてみたり、
女の子を中心にほとばしる光などを描くことでエネルギーの流れや躍動感を表現しました。
エフェクトという抽象的な表現も相まって、
女の子の内面から湧き出るわくわく感を演出できたかと思います。
私自身、毎度楽しむことを第一に作品を制作していますが、
それが今回努力賞という目に見える結果を残すことができ、大変うれしく思います。
今後もこの作品で描いた女の子のように楽しむことを忘れず、
自身の目標に向かって精進していけるよう努力を積み重ねてまいります。
この度は誠にありがとうございました。
謝花えみり(第19回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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キャッチコピー「えがこう、君だけの色で」

「えがこう、君だけの色で」というキャッチコピーと、
それをもとに制作したポスターデザインイラストです。
近年、ツールの普及によりデジタルアート作品を作る人が増え、
SNSで手軽に他人の作品を見ることができるようになりました。
それはとても良いことではありますが、他人の作品との比較や、可視化される評価の数により、
苦しむ人も同時に増えたように思います。私も日々葛藤しています。
「自分は何を描きたかったのか」「なんのために描いているのか」を見失わずに描き続けることは
今の時代、とても困難なことになっているのかもしれません。
それでも、自分だけにしかない「色」を諦めず、自由に楽しく描き続けたいし、描いてほしい。
このポスターにはそのような願いがこめられています。
この作品で1番意識したのは、前向きで希望を感じるデザインにするということです。
作品を作ることは時にとても苦しく感じます。
しかし、その根底には必ず創作の楽しさや喜びが存在しています。
このイラストを見た人、応募してみたいと思っている人の背中を押せるような作品にしたかったため、
創作に対するポジティブな感情を全面に出しました。
構成自体はポスターということもあり、シンプルなものにしましたが、
その分、色彩は何度も微調整をしました。
シンプルでもパッと目を引くように、鮮やかだけれどもごちゃごちゃとしすぎないように、
納得のいく色合いを探るのに苦労しました。
このような素晴らしい賞を受賞することが出来てとても嬉しいです。
誰かの背中を押せるような絵を、と思い制作していましたが、
その最中、どこかこの絵に自分自身も励まされているような気分になりました。
見ていただいた方にも同じように少しでも前向きな気持ちを伝えることができていたなら幸いです。
西晴香(第19回「クリエイター育成事業」認定者)

上月財団

11月度テーマの対象作品については、都合により受賞者のコメントのみ、発表させていただきます。

努力賞

上月財団のイニシャル「K」を模したカタチを中心に配置し、
身体を使って表現をしている人のシルエットをデザインに落とし込みました。
どの方向から見ても躍動する人が見えてくると思います。
スポーツ・教育・文化の振興と発展、そしてより良い社会の形成という
多方面での支援を行っている上月財団を表現するため、
どの方向から見たとしても「人」が見えてくるようなデザインを考案しました。
デザインを考案する際に、上月財団について、改めて考えを巡らせました。
これからの社会の中で活躍する人物の育成を行なっていることから、
「人」をモチーフにデザインしていこうと決めました。
そこから、上月財団のイニシャル「K」とリンクさせ、
デザインに落とし込んでいく作業をこだわって取り組んでいきました。
その結果、上月財団ならではのデザインが出来上がったのではないかと感じております。
この度は、このような賞をいただけたことを光栄に思います。
作品制作を通して私からの感謝の思いも表現できたのではないかと感じております。
今後も、創作活動を通して、上月財団様をはじめ、
ご支援いただいている全ての方々に恩返し出来るよう、努めてまいります。
鍬本雄大(第19回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

「支える人」をピクトグラム化し、上月財団の頭文字であるKのアルファベットと組み合わせました。
若者を、ひいては日本の未来を支えている上月財団の取り組みを表現しています。
どのような場面でも使いやすい落ち着いたデザインにまとめました。
上月財団の活動や理念からイメージを膨らませ取り組みました。
ただかっこよく綺麗なマークではなく、ひとつひとつの形に意味をもたせるため、
まず言葉でマインドマップを作り、そこからアイデアスケッチを行い、
ラフから清書というように段階を踏んで制作しました。
様々な要素を取り入れることと、複雑になりすぎずスッキリと仕上げることを
両立させることが難しかったです。
初めて取り組んだデザインでこのような素晴らしい賞をいただくことができ、驚いています。
手探りで進めていきましたが、様々なアプローチで沢山案を出して制作したため、
それがこのような結果に繋がり、純粋にとても嬉しいです。
デザインという分野にも新たに興味が湧き、このような機会をくださったことにとても感謝しています。
西晴香(第19回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

今回のデザインは「上月」の漢字をヒントにして、描きました。
月の感じが欲しいけど、直接、月のイメージを描きたくないから、
図は星の模様をデザインして、月はそのまま漢字が⾒えるような形にしました。
最後は星が月の周りを回る感じで完成しました。
星と周りの線と月の一部で、「上月」になりました。
色は直感で選択したものです。
今回のデザインは案外すぐアイディアが出ました。
ありがとうございます!
龐雯(第19回「クリエイター育成事業」認定者)

一般財団法人[非営利型]上月財団は、コナミグループ株式会社の創業者で代表取締役会長を務める上月景正によって設立され、40年以上にわたるあゆみを通して、スポーツ・教育・文化の振興と発展、並びにより良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を展開しています。
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