2020年3月12日

一般財団法人[非営利型]上月財団は、2019年10月9日(水)、東京都港区北青山に於いて、第16回「クリエイター育成事業」認定者の作品選考会を開催しました。

第16回「クリエイター育成事業」認定者は、全国のクリエイター志望の応募者158名の中から、2019年7月の一次選考、8月の二次選考を経て合格した31名で、本財団の助成を受け日々創作活動に励んでいます。

助成期間中は毎月作品を制作し、継続審査を行っています。
8月度は「柔道」、9月度は「上月財団」をテーマとした作品を提出いただき、下記のとおり優秀賞・努力賞を授賞しました。

また、8月度「柔道」優秀賞の大橋紗貴さんの作品は、2019年11月22日(金)から11月24日(日)まで丸善インテックアリーナ大阪で開催された「柔道グランドスラム大阪2019」のポスターとして採用され、今後の創作活動の糧になるとともに、クリエイターとしてのチャンスが広がるいい機会となりました。
詳細につきましては、こちらをご確認ください。

一般財団法人[非営利型]上月財団は、今後もデジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家などのクリエイターを目指す若い方たちを支援していきます。

柔道

優秀賞
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勢いのある柔道という競技の力強さをイメージして描きました。
1つの線を力強く描くように、筆で描いたようになるように
力加減に気を付けて制作していきました。
この度は自分の作品を選んでいただきありがとうございました。
作品が選ばれて非常に嬉しかったです。
今後も良い作品が制作できるよう精進していきたいです。
大橋紗貴(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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「和」の要素をと考え、和柄のデザインにしました。
帯をメインにすることで、シンプルかつ柔道と分かるようにしました。
帯の立体感を出すのに苦戦しました。(質感も…)
また、柄の組み合わせのバランスが難しかったです。
まさか賞をいただけるとは思っていなかったのでとても驚いています。
ただ、自分では反省点も多い作品だったので、この反省は今後に活かしていきたいと思います。
この度は素敵な賞を誠にありがとうございました。
仲井間愛乃(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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実際試合を見て驚いたのは、投げる音はものすごく重厚なのに、
動きは水のようにやわらかく静かであったということ。
「柔」の強さとしなやかさ、生命力を表しました。
制作にあたって、実際に柔道の試合を見に行って、スケッチ等をし、
とにかく重さとやわらかさを出しつつ「動き」にこだわりました。
デジタルでの色つけは初めてだったので、色々と試行錯誤しましたが、
たいへん楽しく制作させていただきました。
また、試合などに事前に取材に行ったおかげで、
自分の絵の技術にも、この制作を通して、また新たな可能性を見出すことができました。
評価していただけたことを大変うれしく思うとともに、次回からもがんばりたいと思います。
中河星良(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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イラストを用いて制作しました。
課題の条件をうまく採り入れつつ、魅力的な作品をつくるのが難しく苦心しました。
また、文字を入れる場合のことを考えながら粗密のバランスを模索して制作していました。
この度は素敵な賞を頂けて大変嬉しく思います。
これからも日頃の成果を作品という形で残していけるよう邁進していきますのでよろしくお願い致します。
松石亜柚子(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞
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たこ焼きの柔道選手が一生懸命やっている姿です。
建物や動植物など選択に迷いましたが、最後は私が一番好きな食べ物「たこ焼き」を選びました。
この度は、「努力賞」をいただき喜びと感謝の気持ちで一般です。
これからも自分を満足できる作品をかけるように頑張りたいと思います。
LI JIAQI(第16回「クリエイター育成事業」認定者)

上月財団

9月度テーマの対象作品については、都合により受賞者のコメントのみ、発表させていただきます。

努力賞

上月財団を象徴できるようなシンボルをイメージして制作しました。
色の使い方や線の意味など、様々な要素が1つになるようにまとめるところに苦戦しました。
努力賞に選んでいただきありがとうございます。
様々な情報をマークとして1つにするのが非常に難しかったですがとても良い経験になりました。
大橋紗貴(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

「日本の将来は教育にあり」という信念と、助成・サポートの事業のあり方を表すには、
「支援者」と「挑戦者」の2つの関係が一丸となっているシンボルにしたいと考え、
「上」と「月」があわさった赤黄の円ができました。
制作にあたって、
“色合いを生き生きとしたもの、力強さ「健康」を表す、赤と黄を用いたところ”
“円の中に「上」と「月」を表すモチーフをいれたこと”
“「支援者」と「挑戦者」の関係性を表したところ”
にこだわりました。
文章も伝わりやすいように考え、テーマを決めてからデザインを作成しました。
また、政府機関や色んなロゴをたくさん調べてからつくりました。
「伝えたいことを伝える」のが今回の一番の目的であり、
そのためには背景知識や技術がたくさん必要であるということを実感し、
奥深さに圧倒されつつも、文章で書いて整理することで、方向性が決まっていく過程を辿って面白かったです。
貴重な経験をありがとうございます。
受賞という形で、評価されたことはすごく嬉しく、
これからもよく考えてデザインを作成していこうと思います!
ありがとうございました。
中河星良(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

教育とスポーツを軸に活動をしている財団のイメージを
シンプルな形で表現することを心がけました。
円バランスを崩さずに線を引くことが難しかったです。
思いがけない受賞だったので大変光栄です!
これからも精進していきたいと思います。
ありがとうございました!
西野朝来(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

幾何図形を用いて制作しました。
制作する上で難しかったのは、モチーフ選びと線の太さの調整です。
モチーフは、上月財団がこれまで尊重してきた「スポーツ」「文化」「教育」が
皆“後世へ受け継がれている”ものであることから、「遺伝子」の二重らせんの形を用いました。
線は、小さくても見えるように、シャープさと視認性とのバランスをとるのが難しいところでした。
この度は素敵な賞を頂けて大変嬉しく思います。
イラスト・デザインなどのジャンルの幅を超えて
どんなものでも作れるクリエイターになれるよう精進していく所存ですので、よろしくお願い致します。
松石亜柚子(第16回「クリエイター育成事業」認定者)
努力賞

キーワードは「羽化」です。
財団からの支援という「羽」を手に入れた若者が、
これから羽をのばして羽ばたこうとする姿をイメージしました。
すべての形は円の組み合わせでできています。
簡単な形で「羽」を表現することは難しかったので、
羽の下側に切り込みを入れることで解決しました。
選んでいただき有難うございます。
より一層、勉学に励みたいと思います。
山根由子(第16回「クリエイター育成事業」認定者)

一般財団法人[非営利型]上月財団は、コナミグループ株式会社の創業者で代表取締役会長を務める上月景正によって設立され、40年以上にわたるあゆみを通して、スポーツ・教育・文化の振興と発展、並びにより良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を展開しています。
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