上月財団 第22回(2025年度)「クリエイター育成事業」募集開始!
クリエイターを目指す若者たちに年額72万円のサポート
~これまでに延べ700名が助成を受け、多くの認定者がクリエイターとして活躍中~
2025年2月18日
上月財団は、2025年2月18日より、第22回(2025年度)「クリエイター育成事業」助成対象者の募集を開始します。
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第22回「クリエイター育成事業」募集要項はこちら |
本財団は、コナミグループ株式会社の創業者で代表取締役会長を務める上月景正によって設立され、40年以上にわたるあゆみを通して、スポーツ・教育・文化の振興と発展、並びにより良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を展開しています。
今回で22回目を迎える「クリエイター育成事業」は、クリエイター(デジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家等)を目指している15歳~25歳くらいまでの方を対象に助成を行い、創作活動に役立てていただくものです。昨年度から年額72万円に増額し、より一層サポートを強化しています。
6月の一次選考、7月の二次選考を経て30名程度の助成対象者を決定し、1年間、助成します。また、年1回程度、認定された方々が親睦を深め、日頃の創作活動を報告する成果発表会の開催を予定しています。
助成対象者の選考は、アニメーションディレクターで東京藝術大学大学院 映像研究科の伊藤有壱教授をはじめ、漫画家の吉住渉先生、株式会社コナミデジタルエンタテインメント 出羽昌司専務執行役員、そして本年度より新たに加わった漫画家の藤村緋二先生(第7回「クリエイター育成事業」認定者)で構成される選考委員会により行われます。
クリエイターとしての活動をサポート
助成期間中は、全8回(予定)の課題作品を制作し、一部の作品については、クリエイターの活動実績として様々な媒体で紹介する機会を設けています。
・スポーツイベントのポスターやパンフレット等への作品使用
![]() 『全日本小学生柔道育成プロジェクト2024』 ©ハル/上月財団 |
![]() 『道場わっしょい!in愛媛』 ©ハル/上月財団 |
・株式会社共同通信社が加盟新聞社をはじめ民間企業・団体、官公庁向けに発行する会員制週刊誌「Kyodo Weekly」の表紙イラスト制作への取り組み
![]() 『ピクニックの準備』 ©もものかんづめ/上月財団 |
・夏休み期間中、子どもたちが実際に“見て触れて知る”ことで、さまざまな昆虫に興味を持ってもらう「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン®」の会場内に、「昆虫」をテーマに描いた作品を展示
![]() 大昆虫展 in 東京スカイツリータウン® |
![]() 『ギンヤンマ』©林尚之/上月財団 |
トップクリエイターとして活躍されている方々
2004年の事業開始以来、延べ700名が助成を受け、漫画家・イラストレーター・アニメーション作家・画家・美術作家等、多くの認定者がクリエイターとして活躍しています。
【漫画家 あずみきしさん】
「全ての経験が糧になる。回り道を恐れずに、いろいろなことにチャレンジしてほしい。」と、未来のトップクリエイターたちへエールを送るあずみきしさんは、2013年に月刊コミック@バンチ(現 コミックバンチKai)で『死役所』が始まり、小学生の頃からの夢「漫画家になること」を実現しました。社会人として経験したこともストーリーに活かしたリアルな展開が読者の心をつかみ、10年を超える長期連載となっています。
![]() 『死役所』 ©あずみきし/新潮社 |
【漫画家 くさかべゆうへいさん】
3回にわたり認定を受け、助成金は、主に視野を広げ見聞を深めることに活用しました。数々の個性的な作品の発表を経て、助成期間中の2021年12月に週刊少年サンデーで『白山と三田さん』の連載が始まり、2024年1月の第100話で、読者に惜しまれつつ最終回を迎えました。昨年度の「クリエイター育成事業」二次選考会で特別インタビューを行い、「続けることが何よりも大切。つらいとき、なかなか成果が出ない時、モチベーションがない時、少しでもいいので止めることなくやり続けてください。」と参加者たちを激励しました。
![]() 『白山と三田さん』 ©くさかべゆうへい/小学館 |
【漫画家 藤村緋二さん】
2011年、別冊少年マガジン『神さまの言うとおり』でデビューした藤村緋二さんは、助成を受けていた当時「10年後、どんな漫画家になっていたいかを考えていた」と語り、現在は、別冊ヤングチャンピオンで『もしも徳川家康が総理大臣になったら―絶東のアルゴナウタイ―』、週刊ヤングジャンプで『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』を連載しています。その他、個展の開催、作品の映画化等、ますます活躍の幅を広げています。2025年度から、「クリエイター育成事業」選考委員に就任し、若手クリエイターの育成に努めます。
![]() 『神さまの言うとおり』 ©金城宗幸・藤村緋二/講談社 |
第22回「クリエイター育成事業」募集概要
- 募集対象者
- クリエイター(デジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家等)を目指している15歳~25歳くらいまでの方
- 助成金
- 年額72万円
- 助成期間
- 2025年8月~2026年7月
- 助成人数
- 30名程度
- 応募期限
- 2025年5月7日
- 選考方法
- 一次(6月予定)作品選考
二次(7月予定)実技審査・面接 - ※諸事情により、日程・選考方法等を変更する場合があります。
- ※二次選考会場までの交通費は、国内分のみ実費を支給します。
- ※当日集合時刻に間に合わない場合、財団が指定する宿泊場所を無償提供します。
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第22回「クリエイター育成事業」募集ポスターは、第21回認定者3名のイラストを使用しています。