2024年3月26日
一般財団法人 上月財団は、2023年11月28日(火)、東京都港区北青山に於いて、第20回「クリエイター育成事業」認定者の作品選考会を開催しました。
全国のクリエイター志望の応募者158名の中から、選考委員による厳正な選考を経て合格した第20回「クリエイター育成事業」認定者30名が、本財団の助成を受けて日々創作活動に励んでいます。
助成期間中は定期的に作品を制作、提出していただき、継続審査を行っています。
9月度は「上月財団」、10・11月度は「"第21回(2024年度)『クリエイター育成事業』募集ポスターデザイン"と"キャッチコピー"」をテーマとした作品の中から、下記のとおり優秀賞・努力賞を授賞しました。優秀賞に選ばれた"募集ポスターデザイン"は、第21回(2024年度)募集ポスターに使用しました。
一般財団法人 上月財団は、今後もデジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家などのクリエイターを目指す若い方たちを支援していきます。
"第21回(2024年度)「クリエイター育成事業」募集ポスターデザイン"と"キャッチコピー"
優秀賞
キャッチコピー「えがいて、夢をつかもう」
デジタル作品で応募する方向けへのデザインということで、普段私がデジタルでイラストを描く時のiPad+ApplePencilという作業環境をそのままイラストに描き起こしました。
クリエイター育成事業は夢への第一歩だと思うので、鮮やかさや明るさを意識し、夢や希望を感じる絵にしたいなと思いながら制作しました。また、今回の課題こそ「自分らしさ」を出して制作すべきだと感じたので、自分が好きな厚塗りや色使いをたくさん詰め込みました。 素敵な賞をいただくことができ嬉しいです。ありがとうございます。自分の中でも良い作品が描けたと感じていたので、見ていただいた方にも同じように良い作品だと感じていただけたことが本当に嬉しく思っています。これからもたくさん良い作品を描けるよう、精進してまいります。 西晴香
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
キャッチコピー「机の上から始まる世界」 自分の机の上をモチーフに、机の上に置いてあるものなどがそれぞれ意思を持ったいきものになった世界を描きました。ものの形や用途からキャラクターを決めていき、イマジネーションが膨らんでいく時の賑やかな雰囲気を表現しました。
キャラクターの顔立ちが一つ一つ違うものになるように工夫しました。同じものでもそれぞれ表情が変わるように、周りのものとの関わりをもとに変化をつけました。 この度は努力賞に選んでいただきありがとうございました。机の上にあるものたちは創作の時にいつも目にしているものの描く対象としてきませんでした。今回、それぞれのものにキャラクター性を見出す作業をしたことで、より愛着を感じるようになりました。 奥野智萌
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
キャッチコピー「クリエイターとして生きていく」 「クリエイター育成事業」募集ポスターのデザインとのことで、実際に応募される学生の方、特に高校生が見ることを想定して、私の高校時代の記憶を元に美術室の風景を描きました。
私の得意分野である、色と光の表現に力を入れて制作しました。また、ポスターに使われることを想定したため、画面上部はすっきりさせて、文字情報を載せやすいよう工夫しました。 この度は私の作品を努力賞に選んでいただきありがとうございます。今回は個人的な題材を選んで描きましたが、もし多くの人に共感してもらえる作品になっていたら嬉しく思います。 林尚之
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
キャッチコピー「描こう。成ろう。」 なりたいものには描けば描いたぶん近づくことができるかもしれないと思います。キャッチコピーの「描こう。成ろう。」は、クリエイター育成事業を通してその人の夢や目標に近づければいいな、という意味を込めました。
「十人十色」という言葉が頭に浮かんだので、いろいろな手法で絵を描く人それぞれのイメージカラーで塗りました。 受賞して嬉しいです!ありがとうございます!!精進します!!! 松田すぐり
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
上月財団
9月度テーマの対象作品については、都合により受賞者のコメントのみ、発表させていただきます。
努力賞
上月財団の「日本の将来は教育にあり」という理念を、咲いた花の形とアニメーションで表現しました。このシンボルマークは初期アニメーション技法であるフェナキスティスコープの形態をとっています。12枚の花びらは一枚一枚がアニメーションのコマになっており、暦や時計といった努力が実っていく時間のイメージを重ねています。回転させると、人が躍進しジャンプします。
今までにないような仕掛けのあるものを作ろうと思い、フェナキスティスコープの手法を取り入れました。上月財団は様々な分野の支援をしている為、イメージに偏りなく、且つ動きのあるものに仕上げるところが難しかったです。 この度は、評価して頂き、ありがとうございます。上月財団からの支援により、作品制作に専念する事が出来ています。心から感謝申し上げます。これからも精進していきますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。 白川深紅
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
KOZUKIの「K」と「O」をモチーフに作りました。シンプルに、わかりやすい形を目指して、制作いたしました。「K」と「O」が融合する部分のアールの綺麗さなどこだわって時間をかけて色々検証して制作しました。
賞とか意識して制作していなかったので連絡いただいた時は驚きました!嬉しかったです!ありがとうございます! 関口郁海
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
ビジュアル的な美しさも大事ですが、やはりシンボルマークにはきちんとひとつひとつの形に意味を持たせることが重要だと思いました。そのため、まず上月財団様の理念等から想起されるワードやモチーフを書き出す作業から始め、その後にそれらを組み合わせてシンボルマークのデザインを考えました。
ビジュアル面では、モノクロにしたり、向きを変えたりしても美しく見えるデザインを心がけました。 昨年に引き続き努力賞をいただき、非常に嬉しく感じております。デザインは普段あまりする機会がないので、こうした賞をいただけたことにより、自信に繋がりました。 西晴香
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
努力賞
星が集まっているグラフィックと、上月の漢字をモチーフに、多くの選手やクリエイターを育成する上月財団を表現しました。
シルエットの密度や線の途切れ方など、全体のバランスを見ながら仕上げるのが難しかったです。 この度は私の作品を努力賞に選んでいただきありがとうございます。グラフィックは本業ではございませんが、普段の作品制作で磨いた技術を活かすことが出来たので満足しております。 林尚之
(第20回「クリエイター育成事業」認定者) |
[関連リンク]
- 事業概要
- 募集要項
- 第20回「クリエイター育成事業」二次選考会(2023年07月26日)映像 (2:25)
- 第20回「クリエイター育成事業」一次選考会(2023年06月21日)
- 第19回(2022年度)「クリエイター育成事業」認定者作品(2022年11月22日)
- 第18回(2021年度)「クリエイター育成事業」認定者作品(2021年10月27日)
- 第17回(2020年度)「クリエイター育成事業」認定者作品(2020年10月08日)
一般財団法人[非営利型]上月財団は、コナミグループ株式会社の創業者で代表取締役会長を務める上月景正によって設立され、40年以上にわたるあゆみを通して、スポーツ・教育・文化の振興と発展、並びにより良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を展開しています。
[ クリエイター育成事業に戻る ]