6.生徒個々の評価と指導者の授業評価
6.1 生徒個々の評価
 本校の教務規定細則では,学習成績の評価について次のように取扱いとなっている。
ア.学習成績の評価は,平常の学習状況と定期試験の成績に基づき行なう。
イ.平常の学習状況については,学習態度,課題提出物,各種実力試験,小テスト,実技,実習,作品等で評価し,定期試験の実施している教科,科目についても平常点の割合を3割以上みるものとする。
 教務規定との妥当性を考慮し,観点別評価を平常点として加味した。平常点への換算は,「生徒個々の評価」を目的とした評価方法の評価Aを3点,Bを2点,およびCを1点として合計した(表13)。表中の実践1とは表1の網掛け部分「スムーズにタッチタイプができる(掲示板型テスト)」における表3の技能・表現【生徒評価】の結果を示している。以下同様に,表4〜12における【生徒評価】の結果をまとめた。
表13 観点別評価からの平常点換算

 観点別評価における「生徒個々の評価」を目的とした評価項目は11項目ある。評価Aを3点,Bを2点,およびCを1点としているので,満点は33点となる。これを平常点とした。評価点は,算式は以下の通りである。
観点別評価における「生徒個々の評価」を目的とした評価項目は11項目ある(33点満点)。
評価点(100点満点) = 中間考査素点(100点満点)×0.67 + 平常点(11項目の合計点)

6.2 指導者の授業評価
 指導者の授業評価を行なうため,ティーチング・ポートフォリオの詳細(表3〜12)における生徒の到達度ABCの割合を時系列に記入した。また,備考欄には反省および次年度への検討事項を記入した。これを事後のティーチング・ポートフォリオという(表14)。
表14 情報Cの内容「(1)情報のディジタル化」における事後のティーチング・ポートフォリオ

前へ 次へ