5.具体的な学習活動と評価方法(ティーチング・ポートフォリオの詳細) | |
5.1 ティーチング・ポートフォリオの詳細 | |
表3〜12は,学習指導要領の内容「(1)情報のディジタル化」における「ティーチング・ポートフォリオの詳細」12時間分である。このティーチング・ポートフォリオには,具体的な学習活動のうちに,どの評価方法を「生徒個々の評価」として,あるいは,「授業評価」として利用するのかを明記した。また,評価の具体例はA,B,Cの3段階とした。すなわち,本校の「ティーチング・ポートフォリオの詳細」とは授業活動と評価活動を併記した学習指導案である。 | |
5.2 実践事例 | |
「情報C」は,情報の表現方法やコミュニケーションについて学習し,全体の1/3(24時間)以上が実習演習に指定されている。本校では,毎時間,座学と実習が一体となり展開されるので,実習演習の時間が全体の約1/2となっている。また,レポート・フォームなどへの入力があるので,年間指導の前半ではタッチタイプの実習を取り入れている(表3)。さらに,授業が進むとPowerPoint,ホームページ・ビルダーおよびPaint Shopなどの各種アプリケーション・ソフトを操作するので,タッチタイプと同様に年間指導の前半でWordの操作を取り入れ,アプリケーション・ソフトの基本操作をマスターさせる(表4)。なお,上の学習活動においても,内容「(1)情報のディジタル化」との関連性に配慮した(表3,4)。 | |
表3 タッチタイプ(3時間)![]() |
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表4 ディジタル・コンテンツを作ろう(3時間)![]() 表5 ディジタル・コンテンツを作ろうにおける「思考・判断」での評価規準と評価の具体例 ![]() 本学習の生徒評価における評価規準は,表5のような「思考・判断」の観点と考えていた。しかし,生徒にとって,初めてのレポート・フォームへの入力であり,返答に苦慮していたので,表4のように「関心・意欲・態度」の観点に変更した(表4)。 |
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表6 情報の分類(0.5時間)![]() |
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表7 メディアの変化(0.5時間)![]() |
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表8 情報機器の発達とコミュニケーションの変化(1時間)![]() |
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表9 アナログとディジタル(1時間)![]() |
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表10 データの単位(0.5時間)![]() |
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表11 ディジタル化の利点と問題点(0.5時間)![]() |
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表12 画像編集(2時間)![]() |
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