3.情報Cの内容「(1)情報のディジタル化」における評価規準 | |
3.1 ティーチング・ポートフォリオの概要 「具体的な学習活動」,「内容のまとまりごとの評価規準」,「学習指導要領の内容とその取扱い」および「情報教育の目標(本校における評価の観点)」の関係がわかるようなマトリクスを作成し,このマトリクスのセルに「学習活動におけるに評価方法」を記入した。このマトリクスによって,学習指導要領の内容,学習活動および評価方法を時系列に確認でき,「指導と評価の一体化」の検証の資料となった。これをティーチング・ポートフォリオの概要とする(表1)。 表1 情報Cの内容「(1)情報のディジタル化」におけるティーチング・ポートフォリオの概要 ![]() |
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3.2 本校における評価の観点 情報教育の目標は,「情報活用の実践力」・「情報の科学的な理解」・「情報社会に参画する態度」の3つの観点にまとめられ,これらの目標が「どれだけ」・「どのように」達成されたかを測定するのが評価である。 また,3つの目標を達成させるために,「関心・意欲・態度」,「思考・判断」,「技能・表現」,「知識・理解」の4観点で評価を行い,評価の在り方含め,授業における工夫・改善を図るための方策として,「具体的な評価規準」を設定することとなっている。 表2 本校における評価の観点と評価方法 ![]() 目標が達成されるかどうかは,生徒個々の能力や経験,あるいは努力にもよるが,同時に授業の質にも左右される。すなわち,生徒が「関心・意欲」をもって積極的な「態度」で受講するかどうかは,指導者の授業に対するスキルにもよる。ある意味「関心・意欲・態度」の観点を生徒個々の個人評価に組み込むことは難しい。あくまでも「関心・意欲・態度」の観点は,指導者側の自己評価(授業評価)に利用すべきである。 本校では,内容「(1)情報のディジタル化」におけるまとまりごとの評価規準の4観点のうち,「関心・意欲・態度」と「思考・判断」を合わせて1つの観点とし,3つの情報教育の目標と関連付けさせ,本校における評価の観点を3観点としてまとめた(表2)。 全ての評価方法は,指導者の自己評価=「授業評価」として利用されるが,「生徒個々の評価」についてはどの「評価方法」を利用するかを決めておく必要がある。表1の網掛けを掛けたセルが「生徒個々の評価」に用いた評価方法である。 |
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