指導実践例その1:第2学年算数「せんろづくり」の実践2
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 本時の学習活動(2/2)

1 学習主題 せ ん ろ づ く り

2 学習目標
 線路のつなぎ方のルールに従い,いろいろな線路の模様をコンピュータやカードで作り,その利用の便利さに関心をもつとともに,似ている点や違う点を見比べることができる。

3 コンピュータ活用の意図
 子どもが,コンピュータの画面上での図形を一定のルールに従って構成していく操作を通じて,ルールを見通す力を伸ばすことにコンピュータ利用の主な目的がある。
 具体的には,次の4点のコンピュータ活用の利点を考えている。
  • 子どもが意欲的に取り組め,創造的に楽しく形作りができる。
  • コンピュータ上の図形を操作して構成していくことの便利さに関心をもち,見通しを立てていく楽しさを味わうことができる。
  • 机上では,図形がずれたり離れたりして,煩雑になりがちだが,コンピュータ画面では,ある程度正確に図形を構成することができる。
  • コンピュータで作った線路をプリントアウトすることにより,学習の過程を残すことができる。
  
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学習の展開
時間 学習活動 教師の指導・児童の活動 情報メディアの活用 留意点・評価
[導入]
いろいろなせんろを作ろう
学習課題の把握をする ・線路作りのルールを確かめる。
直線路4枚
十字路3枚
曲線路12枚
のうち何枚使ってもよい。
ぐるっと回る。
途中で切れない。
コンピュータ
キッドピクス
スーパーYUKI
プロジェクタ
あらかじめ作っておいた線路に列車を走らせ,ぐるっと回る様子を示す。
TT操作補助をする。
30 [展開]
線路作りをする。
・いろいろな線路をグループで自由に作りましょう。
線路作品
・作った線路をプリントアウト,又は,台紙に貼る。
コンピュータ
キッドピクス
カード
プリンタ
TT机間指導をする。
評1線路作りのルールに従い,いろいろな線路が作れたか。(作品)
決められた線路の枚数をこえないように,チェック表に記入させる。
35 ・グループでできあがった線路のうち1つを選んで発表会をしましょう。
・各グループごとに黒板に貼る。
・発表された線路の形,大きさ,使ったカードの種類・枚数などを見比べ,似ているところや違うところを考え,発表しましょう。
・AとB,JとKは形が似ている。
・BはAの線路の右側の2枚をずらして直線路を2枚足して作ってある。
・DはCを回転させると,EはCを裏返すと同じ線路になる。
・C,D,E,I,Jはカードを10枚使って作ってある。
・Fはカードを3種類全部使って作ってある。
回転させると同じ線路になるもの,裏返すと同じ線路になるものなど,子どもが気が付けば抽出する。
TT発表の補助をする。
評2形,大きさ,使ったカードの種類・枚数などで似ている点や違う点を考えて発表することができたか。(発表)
45 [終末]
まとめをする
・今日の勉強の感想を発表しましょう。
5 つまずきに対する手立て(評価場面)
 評1 作れない子には,線路の一部を消してあげたり,カードを差しかえたりするなどの助言をする。
 評2 考えがでない場合は,比べる観点を助言する。
 
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