@ 授業実践プログラム
学年 | 第1学年 |
教科 | 社会科(地理的分野) |
担当者 | 田邉靖博 |
単元・領域 | 地球環境問題(環境に国境はない) |
学習目標 | ○地球環境問題を調べ、これらが人間の営みから発生していることを知 る。(認知) ○地球環境を守るために、世界の国々が、また自分自身がどうすべきか を考える。(思考判断) ○調べ学習の成果を、情報機器を活用したプレゼンテーションとして発 表する。(表現) |
目標設定理由 | 世界各地で起きている環境問題の多くは、主に人口増加や経済活動の拡大よって引き起こされたものであり、国境を越えて広い範囲の人々の生活に影響している。したがって、その解決には地球規模で人々の生活や経済活動を見直すための国際理解の必要がある。また、生徒の情報活用能力の育成のため、情報機器を活用した学習形態を取り入れ、主体的に表現する学習としたいと考えた。 |
実施時期 | 9月下旬〜10月中旬 |
内容・時数 | 1時間目 環境問題の深刻さを示すビデオ教材を見て動機づけを図る。 環境破壊の度合いを示す世界地図を使ってその特徴を知る。
2時間目 3〜4時間目
5時間目
6〜9時間目
10〜11時間目 |
備考 | ※使用ソフト ・power point97 |
A 生徒の作品
図3〜図8に生徒が作成したプレゼンテーションを示す。
図3 表紙のスライド 図4 課題設定のスライド
図5 調べ学習のスライド@ 図6 調べ学習のスライドA
図7 調べ学習のスライドB 図8 まとめのスライド
B 生徒の感想
○自分の興味のあることや疑問に思ったことを課題にして、いろいろと調べることやコンピュータのアニメーション機能が楽しい。
○調べ学習では自分でノートに要点をまとめることや、コンピュータではキーボード操作が大変だけど写真を貼り付けたりすることがとても楽しい。
○今やっている授業は大変だけどとても楽しいです。コンピュータに調べたことを書けるし、口では言えないことも書けるからです。
○この授業は自分で調べたことを、自分のペースでコンピュータの画面にたくさんの機能を使って表現できるのでやりやすいです。
○コンピュータの操作が分からなくなると進まないからつまらない。
C 反省・今後の課題
○ビデオ教材の使用は、学習の動機づけとして効果的であった。
○この授業では班の学習テーマを選択させた上で、そのテーマに沿った個人の学習課題を設定する方法をとったが、もう少し指導方法の工夫する余地があった。
○生徒の調べ学習にかける時間の不足を感じた。
○調べ学習における学習不足を、コンピュータの活用の場面で論理的な思考が必要になったときに感じた生徒が多かった。
○生徒の学習意欲とコンピュータ操作の理解度は、授業が進むごとに高まった。
○プレゼンテーション用ソフトの多様な機能の活用に興味が偏り、学習内容の深まりが見られない生徒もいた。
○インターネットを活用した情報収集を多く取り入れていきたい。
D 授業風景
図9、図10は生徒の活動の様子である。
図9 教室での調べ学習の様子 図10 コンピュータ室での学習の様子