Pasorica -パソリカ-
Pasoricaの概要
Pasoricaは、数値シミュレーションを実行し、結果をグラフィカルに表示するソフトウェアです。
あらかじめ設定ファイルを記述しておけば、それを読み込ませるだけでシミュレーションと表示ができます。
文字と数式だけでは理解しづらい物理・数学を、視覚から理解するお手伝いをします。
PasoricaはLinux上で開発されたソフトウェアですが、様々なOS上で動作します。動作を確認しているOSは
Linux版 |
VineLinux 4.2, Fedora 7, Ubuntu 8, OpenSUSE 10 |
Windows版(※) |
Windows2000, WindowsXP, WindowsVista |
Mac版 |
MacOS X 10.5 Leopard |
です。※Windows版はCygwinとCygwin/Xのインストールが必要です。

シミュレーションの例
Pasoricaにはソースコードが付属します。PasoricaはX Window Systemのプリミティブな機能しか使用していませんので、上記のOS以外でもX Window Systemが動作する計算機上であれば、再コンパイルすることによって動作可能でしょう。実際、各OS版は全く同じソースコードを各OS上で再コンパイルしただけのものです。
Pasoricaのソースコードのうち、ウィンドウを表示する、線や円を描くといった描画部分は独立したライブラリになっています(mlibと言います)。Pasoricaにはできないシミュレーションや、大規模で計算速度を要求される場合には、このライブラリを用いることで簡単にグラフィカルなプログラムを制作できます。
もちろんmlibもX Window Systemのプリミティブな機能しか使用していませんので、mlibを用いたプログラムも様々なOS上で動作するでしょう。普段、研究でLinuxを使っていて、外出・出張のときにはWindowsやMacという方でも、外出先で制作したプログラムを使うことができます。
mlibを用いて制作したプログラムは教育・研究用途であれば自由に使っていただいてかまいません。
Pasorica, mlibの使い方
Pasoricaの使い方
mlibの使い方