CG CGCクラスをプログラム中で宣言するとグラフィックコンテキスト(以下、GC)が生成されます。 GCは色やフォント、線のスタイルなど描画を行う条件を記憶するものです。 正確な表現ではありませんが、ペンだと考えればいいでしょう。 コンストラクタ CGC(char* color); char* color 描画色を文字列で指定します("red","yellow"など)。 この関数はクラスを初期化し、指定された色を設定します。 CGC(unsigned char r,unsigned char g,unsigned char b); unsigned int r 描画色の赤成分を0から255の間で指定します。 unsigned int g 描画色の緑成分を0から255の間で指定します。 unsigned int b 描画色の青成分を0から255の間で指定します。 この関数はクラスを初期化し、指定された色を設定します。 CGC(); この関数はクラスを初期化し、白色を設定します。 Init void Init(char* color); char* color 描画色を文字列で指定します("red","yellow"など)。 この関数はクラスを初期化し、指定された色を設定します。 void Init(unsigned char r,unsigned char g,unsigned char b); unsigned int r 描画色の赤成分を0から255の間で指定します。 unsigned int g 描画色の緑成分を0から255の間で指定します。 unsigned int b 描画色の青成分を0から255の間で指定します。 この関数はクラスを初期化し、指定された色を設定します。 void Init(); この関数はクラスを初期化し、白色を設定します。 デストラクタ 通常、デストラクタの存在を意識する必要はありません。 SetColor void SetColor(char* color); char* color 描画色を文字列で指定します("red","yellow"など)。 この関数は指定された色を設定します。 void SetColor(unsigned char r,unsigned char g,unsigned char b); unsigned int r 描画色の赤成分を0から255の間で指定します。 unsigned int g 描画色の緑成分を0から255の間で指定します。 unsigned int b 描画色の青成分を0から255の間で指定します。 この関数は指定された色を設定します。 SetLineWidth void SetLineWidth(int w); int w 線の幅を指定します。 この関数は指定された線の幅を設定します。 SetLineStyle void SetLineStyle(int s); int s 線のスタイルを指定します。次のいずれかを指定します。 LineSolid:線の全ての軌跡が描画されます。 LineDoubleDash:線の全ての軌跡が描画されますが、偶数番目のダッシュ(短い線分)と奇数番目のダッシュでは異なる色で塗られます。また、偶数番目と奇数番目のダッシュの継ぎ目は CapButtスタイルで描画されます。 LineOnOffDash:偶数番目のダッシュだけが描画され、線の内部での各ダッシュの端点では「端点のスタイル(CapStyle)」が適用されます。スタイルはCapNotLastを除いてCapButtとして扱われます。 SetCapStyle void SetCapStyle(int c); int c 線の端点のスタイルを指定します。次のいずれかを指定します。 CapNotLast:これはCapButtとほぼ同じですが、線幅がゼロの場合には最後の端点が描画されない点が異なります。 CapButt:線は端点の部分で、端点を越えない四角形(線の勾配に垂直)になります。 CapRound:線の端点は、直径が線幅に等しくて端点が中心である半円となります(線幅がゼロならばCapButtと等価です)。 CapProjecting:線は端で四角形になりますが、軌跡は端点を越えても線幅の半分の長さ分続きます(線幅がゼロならばCapButtと等価です)。 SetJoinStyle void SetJoinStyle(int j); int j 線の角のスタイルを指定します。次のいずれかを指定します。 JoinMiter:2つの線の外側の辺が角で交わるまで伸ばします。 しかし、交わる角度が11度以下ならば、JoinBevelが代わりに使われます。 JoinRound:角は直径が線幅であり、中心が交点である扇形になります。 JoinBevel:角における線分の端点のスタイルはCapButtであり、さらに、三角形をなす切り目の部分を塗りつぶしたものになります。 operator GC operator GC(); この関数はクラスが管理するGCのIDを返します。