CDisplay CDisplayクラスをプログラム中で宣言するとディスプレイとの接続が生成されます。 通常CDisplayは1つのアプリケーション対し1つだけ宣言します。 また、CDisplayはCSimpleWindowやCPixmapも使用し、 それらはCDisplayをsingletonを用いて宣言しているため、 ユーザもsingletonを用いて宣言することを推奨します。 コンストラクタ CDisplay(char* name_of_display); char* name_of_display 接続するディスプレイの名前を指定します。 この関数はクラスを初期化し、指定されたディスプレイと接続します。 特に理由がない限り、CDisplay()を使用してください。 CDisplay(); この関数はクラスを初期化し、デフォルトのディスプレイと接続します。 特に理由がない限りCDisplay(char* name_of_display)ではなく、この関数を使用してください。 デストラクタ 通常、デストラクタの存在を意識する必要はありません。 ディスプレイとの接続はデストラクタによって自動的に切断されます。 Display* Open(char* name_of_display); char* name_of_display 接続するディスプレイの名前を指定します。デフォルトのディスプレイと接続する場合にはNULLを指定してください。 この関数は指定されたディスプレイと接続します。 void Close(); この関数はディスプレイとの接続を切断します。 Display* Get(); この関数はX serverの情報が格納されたDisplay構造体へのポインタを返します。 operator Display operator Display*(); この関数はX serverの情報が格納されたDisplay構造体へのポインタを返します。 void Flush(); この関数はX serverへの命令を強制的に全て送信します。 int Pending(); この関数はX serverが既に受け取っているが、イベントキューからはまだ削除されていないイベントの個数を返します。 void NextEvent(XEvent* ev); XEvent* ev イベントの情報を格納するXEvent構造体へのポインタを指定します。 この関数は次のイベントを取得し、これをイベントキューから削除します。 イベントが発生していなければ、イベントが発生するまでこの関数は終了しません。 CheckEvent int CheckEvent(XEvent* ev); XEvent* ev イベントの情報を格納するXEvent構造体へのポインタを指定します。 この関数は、イベントが発生したかどうかを確認し、 発生していれば発生したイベントを取得し、これをイベントキューから削除します。 発生していなければ、すぐに終了します。 KeySym LookupString(XEvent* ev); XEvent* ev KeySymに変換するイベントを指定します。 この関数はキーイベントをKeySymに変換します。