本プロジェクトでは,「情報コミュニケーション教育(ICT)」を強く意識した。情報倫理教育の重要性と必要性を参加者の多くが共通認識したことも含め,生徒の学習意欲の高まりを確認すると同時に協調しながら作業を進めることの大切さを伝えられたといえよう。
認知的な意味づけをさせながら生徒自身に評価をさせることは,問題意識の再確認や企画力・実践力の評価と自己確認,意思決定と結果責任の自覚につながり,教育的な意義が深い。
生徒同士やグループからの相互評価や外部評価は,「気づき」のある学習につながる効果が期待でき,もっと学校教育の中でも活用されるべきであると思う。今後,こうした教科横断的な実践が積み重ねられ,より良い評価方法が開発されていくことを切望する。一つの尺度ですべての評価が行われるものではなく,多次元的な評価が求められていることを強調しておきたい。

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