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福井市円山小学校 代表 乾 昭治 |
■ 目次 | |
1 いかにして個性とメディアを両立させていくか (1)本校の出発点 個性豊かな児童の育成を目指して (2)先生達のこだわりがメディア教育の転換点 (3)保護者も同じ願いをもっている (4)個性とメディアを両立の鍵はコミュニケーション 2 メディアを活用したコミュニケーション構想で両立を (1)メディア活用とクロスさせたコミュニケーション活動の構想 3 そしてメディアリテラシーにつながった (1)メディアリテラシーとは (2)メディアリテラシーの第一歩−実体験と連動させたデジカメ活用− (3)ナレーションはコミュニケーション−中学年のメディアリテラシー− (4)映像の読み書き能力を高める−ビデオ編集にチャレンジ− (5)メディアリテラシーで総合表現−6年生の卒業CD− (6)コミュニケーションの広がり・深まり 4 次のステップに向けて 5 世界の人とコミュニケーションしよう (1)レッツ ゴー 豪 ふれ合おう! (2)マルチメディア英語辞典を作ろう 6 今後の展望 (1)メディアを読みとる力を高める (2)man to environment を視野に入れたメディア環境の整備 (3)学びの共同体として |
■ 要約 |
学校教育へのメディア・リテラシー導入の意義と実践,今後の展望 |
ここ数年,拙者は小学校におけるメディア教育の可能性を追求してきた。今回は,その形成過程で得たメディア教育の実践事例を紹介していきたい。その実践の核となるのは学校教育でのメディア・リテラシーの導入と成果である。 メディアを取り巻く昨今の技術革新は,社会におけるコミュニケーションと知識の相互作用のパターンを急速に変容させている。このような転換点にあって,教育現場でも,その特性に踏み込んで,学びのあり方を問い直していく必要がある。今こそ学びそのものをパラダイム転換する好機である。そこでメディア・リテラシー(=メディア社会に生きる力)を取り入れた学びのデザインを構想した。 21 世紀に向けて着々と進行している高度情報化社会( メディア社会) は,私たちの生活様式を一変させる可能性を秘めている。情報化の進展に伴い,私たちが扱うことのできるメディアも多様で日常生活のいたるところに入り込んできている。そのためにも子供達が多くの情報の中から,必要なものを選び出し,自分の考えに沿って関連付け,作り直し,自らのものとして表現・伝達していく力(メディア・リテラシー)を獲得していく学びを学校教育で導入する意義は大きい。 さらに,メディア・リテラシーは,単なるメディアの読み取り能力というスキル面に留まらない。社会を創造する人間形成やコミュニティの再構築に踏み込んで実践していくことで,メディア・リテラシーは「生きる力」とは何か,という回答にもなるだろう。 このような実践報告を通して,本校が進めてきたメディアの読み取り能力・メディア活用能力・コミュニケーション能力育成の実践を通して示そうとしている新しい学びのデザイン,豊かな人間形成を目指す学校像を示していきたい。 |
渡邉輝幸 勤務先 福井市円山小学校 e-mail teruwata@kidsmail.jeims.co.jp |
■ 論文 |
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