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1 成果
(1) 自らの考えを表現・伝達する学習活動の単元が、家庭科や音楽、特活にまで広がっていき、教科の中でのコンピュータ活用が定着し、どの
教科にも幅広く活用できることが分かった。
(2) コンピュータ操作を支援する教師とTTを行い、事前の打ち合わせをきちんと取っているため、学習の流れが教師の側に把握さ、指導の
能率が上がった。またTTの支援により、コンピュータ操作でつまずく児童がいなかった。
(3) 創意を生かした指導計画を立てたので、自分の関心・意欲が自覚化され、自らが解決する態度が見られた。また、インターネットを利用し
て、検索しながら得た最新の資料を活用する事により、課題解決に生かす事ができた。
(4) 本校児童にとってコンピュータは文房具であり、操作に抵抗感はあまりない。コンピュータを活用した活動を学習に取り入れることにより、意
欲的に学習に参 加できるようになり、学習活動が豊かになった。特に、家庭科では生活の中に生かす場を意図的に設定するためにコンピ
ュータを導入したことは、画期的で、児童の意欲化が図れた。
(5) TV会議の良さを体験したことにより、児童の方から学習の場を広げようとしたことは、すばらしいことで、今後の活動につながっていくと思わ
れる。
(6) 環境への取り組みを全校でしたことは、総合的な学習につながるものであり、継続したい。
(7) 集会にもコンピュータが活用され、今後の継続利用が期待される。
2 課題
(1) コンピュータに累積されている資料の整理を行い、次年度につなげていきたい。
(2) 総合的な学習の時間に、情報教育をどう結びつけていき、実践していくかを早急に検討する必要がある。
3 おわりに
4年間実践的で効果的なコンピュータの活用について、各学年にわたり、授業等を工夫してきた。本校の取り組む内容が、どの学校においても着手しやすく、活用できやすいものになることを念頭に研究を進めてきたつもりである。
研究推進についていえば、限られた機器や条件の中で効果的に研究を進めるには、教職員が協力し合って実践しようという意欲と活動力が肝要であり、教師がアイディアを出し合って学習を支援できたこと、全職員のチームワークが育ったことが、大きな成果であったと考える。教師の変容が、子どもを変容させる近道であったことは、いうまでもない。教員研修のテーマを「一人の百歩より、みんなの一歩」とし、みんなで取り組んだことの意義と成果は大きいと、痛切に感じた。
これからはさらに、機器が著しく進歩して手軽に利用できるようになり、家庭にも普及していき、情報利用やコミュニケーションの機会が多くなると考えられる。今後は、これまでの研究を土台にして、情報活用能力から、情報発信能力へ、さらには、情報編集能力を高め、身近な情報メディアを積極的に活用し、高度情報通信社会の中で生きる子どもの教育を推進していきたい。
協力者 船木小学校教職員一同
実施場所 船木小学校
参考資料 発信する子どもたちを育てる「これからの情報教育」
永野和男編著 高陵社書店