一般財団法人上月財団
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海外研修会に参加して


立命館大学大学院 西村 智子

■全体の感想

「地域において異文化交流、語学研修、個人旅行をプロデュ−スする住民参加事業のありかた」というビジネスプランがきっかけでこの海外研修旅行に参加することができましたが、この海外研修は私の見聞や考え方を大きく変えてくれた、充実したものだったと思います。
SBAやSCOREの訪問ではアメリカにおけるベンチャー起業家の心がまえを詳細に話していただき「アメリカで起業すること」も将来の選択肢の一つとなりました(恐れ多くも)。ところで私自身、大学院では「女性によるコミュニティビジネスの可能性」(能力、個性、意欲を持っているにも関わらず、それらを社会に活かす機会になかなか恵まれなかった女性が地域の経営資源を最大限に活用することによっていかに雇用といきがいづくりにつながるようなビジネスを起こす事ができるかを事例から成功要因、特徴、将来性をアメリカ、イギリスと比較分析する予定。)というテーマで研究を行っているのですが、SBAでは人種や性別を問わず、起業を考えている人全てにサポートサービスを行うといったシステムが日本と比べるとかなり発達しており、この点で日米における年間ベンチャー創業数に格差ができるのだということを感じました。またSCOREのメンバーが退職後、これまでのビジネスキャリアを活かしてボランティアをして活躍している、そんな姿やそういった機会づくりがこれから生まれてくるビジネスをサポートする上で、また定年退職者のいきがいづくりの上で大切であり、必要だと思いました。
さらにFarrington Productionsの訪問やラスベガス滞在は「言葉や行動のもつ影響力と効果」から広告業界に関心をもっている私にとってとても参考になりましたし、KONAMI USA社のオフィス訪問では「人やモノの多様性を受容し尊重できるような広い視野をもつこと」の大切さを感じました。
ところで、今回の研修には共通の志をもった13人の学生が参加したわけですが、ビジネスプランだけではなく、将来の事、もしくはトップマネジメントについてなど、それぞれに異なった見解をもっていて話す中で色々な事を吸収することができました。五代さんをはじめ、引率してくださった方々からも「時間の大切さ」や、さまざまなことを学び本当に貴重な研修だったと思います。
この旅行で財団法人上月教育財団2期生(努力賞受賞者)のプログラム終了というのではなく今回得た出会いやつながり、さらには知識や情報を今後いかしていけるようなプロジェクトを現在検討中です。今有力なのはFLEETとの提携ですが、起業家をめざす学生の国際的なつながりや情報交換というのはこれからますます必要になってくると思われます。そこで財団法人上月教育財団2期生が起業をめざす日本人学生組織の一番手となって国際共同プロジェクトを行うなど、今後も確実、本格的に進めていこうと考えています。


■参加して特によかったこと、参考になったことなど

一番印象的だったのはBASES、SSEA、FLEETとの交流です。彼らは自己紹介がてらに私のビジネスプランを聞いてくるので終始、緊張が絶えませんでしたが、この機会を通して色々なコメントやアドバイスをもらい、とても参考になりました。また、このビジネスプランを将来、具体的にどうするのかを考えることよりもまずそれをたくさんの人に発表し、ブラッシュアップしていくことがいろんな意味で大切だと知りました。
彼らと出会い、話をすることによって起業家をめざす学生の国際的なつながりや情報交換というのはこれからますます必要になってくると感じました。以下はFLEETの会長、Ericとのメールのやりとりです。

Hello. I am Tomoko Nishimura from KOZUKI foundation for higher education. I really appreciate that your organization gave us the precious opportunity to discuss about business.
Last time, someone told you that he would like to introduce the organization regarding the business study to you. Actually, in Japan, the number of the students who have interest toward starting business is increasing, but there are few opportunity to meet with CEO, or study about real business in Japan.
So, we, student organization of KOZUKI foundation for higher education should be the first organization who start international cooperation regarding discussing the future of business. I hope that you and we will have the opportunity like study tour, workshop, etc . I think international cooperation will be more important in the
future.
Sorry for my poor English.
I hope you will see our spirit.
I am looking forward to hearing from you soon.
Bye-bye.
***************************************
Hello Tomoko,
This is Eric Varma, the President of FLEET. I would like to thank you very much for coming all the way from Japan to see us! We at FLEET have learned a great deal from our relations with the Kozuki Foundation: we have learned about the intricacies of the Japan economy, we have met students similar to ourselves across the sea, and we have made new friendships. In the future I hope to maintain contacts with yourself and the rest of the Kozuki Foundation so that we may have similar events... And I think that you are correct in noting that expanding both of our organizations internationally is big, and very important, step for our growth. We at FLEET welcome you, and your friends, at any time.
Best Wishes,
Eric
PS: Thank you for your help in translating between English and Japanese.
Your english is outstanding!


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